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資質を開花させ、産業人材としての能力を育成するプログラム

イノベーションパイプラインは、授業参加者が一つのプロジェクトをベース(PBL) に自ら考え抜き、社会課題解決や新産業創出を達成する資質を開花させ、産業人材 としての能力を育成するプログラムである。 社会課題解決や新産業創出は、あらかじめ解答が決まっている従来の教育で獲得 する知識だけでは対応することができない。人生や仕事の中では、答えが決まって いないことへの意思決定がほとんどであり、ステークホルダーとのコンセンサスを とりながら課題解決し、新しい物事を生み出すには、Project Based Learning の中でイ ノベーションパイプライン(問題提起、情報収集、創造、プロトタイピング、トラ イアンドエラー)の実践と思考方法の習得、経験が必要である。 イノベーションパイプラインのプロセスの中で自らの夢と向き合い、主体的学習 および協働的学習を繰り返すことにより、誰もがキャリアとデザインを意識し、産 業人材としての資質・能力を獲得していくことを目的に本プログラムを設計した。

 

■創造実行型教育「先生のいない教室」「教えない授業」

 

イノベーションパイプラインが目指すのは「先生のいない教室」「教えない授業」 である。教員が生徒に知識をインプットする「知識学習型教育」ではなく、生徒自 身が生み出す「創造実行型教育」だ。実際、既に「未来の教室実証事業」を実施し た教員からは、“教えない”という新しい授業形態に最初は不安や戸惑いの声もあっ たが、イノベーションパイプラインを授業で実施してみると、従来の授業では養え なかった生徒の資質・能力や自主性の向上がみられるようになったと報告があった。 海外の高校では、ほとんどの教科をイノベーションパイプラインのような「創造 実行型教育」で解くカリキュラムを実施する国も多数ある。”教えない授業“である イノベーションパイプラインは、義務教育で養われた知識を土台に生徒個人の資質 を開花させ複雑性に対応する能力を獲得するだけでなく、「創造実行型」プログラ ムの実施とそのIT 化により、教員の負荷を減らし、生産性、効率性を向上させるも のでもある。

■コンピテンシー教育

さらに従来の授業とは全くことなる「イノベーションプログラム」を採用するこ とになり、以下のコンピテンシーが養われる。

 

環境理解

 

与えられたトピックや協働的に学習する内容を理解し、どのように学 習を進めればいいのかを自ら考えることにより環境理解能力が養われ る。 情報収集力 課題解決やアイデアを生み出すために必要な知識や情報を調査するこ とにより情報収集力が養われる。 表現力 収集した情報や自分、グループメンバーのアイデアを第三者にもわか りやすくまとめることにより表現力が養われる。 柔軟性 馴染みのないトピックや知識にも順応し、自分の考えやアイデアだけ でなく他者の考え、アイデアにも適応することにより柔軟性が養われ る。 論理的思考 課題やその解決方法、そしてそれを考えるプロセスにおいて、論理的 に順序付けて物事を考えることにより論理的思考を養う。 課題設定 鋭角的かつ広角的に課題を発見することにより課題設定能力が養われ る。 解決意向 発見した課題や直面した困難を解決するために意欲的かつ論理的に解 決を試みることにより解決意向能力が養われる。 協調性 協働的学習により、決められた環境内で他者と活動することにより協 調性が養われる。

 

共感傾聴力

 

協働的学習により、他者の多様な意見やアイデアを尊重し合うことで 共感傾聴力が養われる。 創造性 Project Based Learning の中で考え抜き、Out of the Box 思考でまとめた り表現することにより創造性が養われる。 社会参画 自らの意見やアイデアの社会性やそのインパクトを考えることで社会 参画能力を養う。 リーダーシップ 協働的学習により、他者を引っ張ったり他者を尊重しながらバランス をとることでリーダーシップを養う。 改善能力 トライアンドエラーの繰り返しや課題を見直すことにより改善能力を 養う。 適応性 馴染みのない学習プロセスや思考プロセスに適応することにより適応 性を養う。

 

■キャリア思考

 

社会情勢、産業変革により未来のキャリアが不透明な現代でも、個々人を将来的 に支えることができるようなキャリア教育コンテンツの充実性を高める必要がある。 技術や産業構造変革により、産業人材に必要とされる資質・能力が変化し、複雑性 を増す中、多様化されたキャリアにおいて現在の教育では養えないコンピテンシー が要求されている。「イノベーションパイプライン」によって順応性や経験からコ ンフィデンスを獲得することにより、これらのコンピテンシーが全てのキャリアに 精通し、他の能力を賄うことができる。複雑性を帯びた時代に、幅広い分野で活用 可能なコンピテンシーを養うことが必要である。

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